歯科個別指導の基礎知識
目的と場所
地方厚生局にて、保険診療ルール(健康保険法)に基づいた診療・請求の確認を行います。
対象
主に高点数医院、患者・従業員からの情報提供(通報)、前回再指導となった医院が対象となります。
新規個別指導
開業後6ヶ月〜1年程度で実施される、全保険医療機関への指導です。
結果の区分
「概ね妥当」「経過観察」「再指導」「要監査」 の4段階で評価されます。
指導・準備のポイントと対策
- カルテ記載の徹底:診療録は診療の都度、遅滞なく記載する(必須義務)。
- 根拠の明確化:検査、診断、治療計画、治療結果(X線写真等)の因果関係を明確に記録する。
- 算定要件の遵守:歯科疾患管理料、歯周治療など、算定要件に沿った診療と記載を行う。
- 事前準備:指定された約10名分のカルテ、検査結果、レセプト、返還金が発生した場合の対応策を準備する。
当日の流れ
- 面談:歯科医師と担当官1〜2名で1〜2時間程度実施。
- ヒアリング:カルテの記載内容や算定理由について質疑応答。
- 終了後:約1ヶ月後に結果通知が届く。
注意事項
個別指導は深刻なケースでは「監査」へ移行し、保険医取り消し処分のリスクもあります。不安な場合は、専門のコンサルタントや弁護士に相談することを推奨します。